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日本遺伝学会 遺伝学用語集編纂プロジェクト

「説明」に記入がある語

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ID 英用語 属性 訳語 説明 重要度 分野 関連語 用語集 用語項目 スコア
946 homeotic mutation 相同異質形成[突然]変異(ホメオティック[突然]変異) 昆虫の触角が肢に変化するなど、体の一部の構造に本来とは異なる発生運命をもたらすような突然変異。 基礎 3.75
1428 nuclear phase 核相 細胞中の染色体セットの数を指す。単相、複相など。 基礎 3.50
1844 salivary gland chromosome だ(唾)腺染色体 双翅目昆虫の唾液腺細胞中にみられる多糸染色体。固有の縞模様がみられることから、研究上有用である。 基礎 3.50
2123 temperature-sensitive mutant 温度感受性[突然]変異体 通常の生育温度より高温もしくは低温で突然変異の表現型が表れるような変異をいう。 基礎 3.22
1295 micronucleus 【pl.】 micronuclei 小核 二種類の核をもつ原生生物の核の中で、小型の生殖核をいう。 3.50
497 diploidy (1)複相性 (2)二倍性 (1) (2)一倍性染色体セットが2つ存在する状態。そのような細胞または個体を二倍体という。有性生殖をする生物種の体細胞はふつう二倍性である。 基礎 詳しい説明の関連語 倍数体 2.75
510 distal 【形】 (1)遠位 (2)端部 (3)末端方向 (1) 染色体上のセントロメアより離れた(テロメア近傍の)位置またはその方向。 1.25
1660 proximal 【形】 (1)近位 (2)基部 (1) 染色体上のセントロメアに近い位置またはその方向。 2.00
808 genetic distance (1) 遺伝[的]距離【集団間の】 (2)地図距離 (1)集団間の遺伝的差異の程度を数値化した指標 (2)map distanceの意味で用いられることもある 主要語、重要 集団 詳しい説明の関連語 染色体地図 3.89
902 hermaphrodite (1)雌雄同体 (2)雌雄同株 (1)雄と雌の表現型が同一動物個体に存在すること (2)雄花と雌花が同一の個体に発生すること 基礎 3.44
258 centriole 中心粒(中心小体) 3本の微小管からなる9組が円筒状に並んでできる細胞小器官で、2個が互いに直交して中心体の中央に存在する。細胞分裂にともなって、これは複製される。 細胞 3.75
1297 microsatellite DNA マイクロサテライトDNA CACA….といった短い反復が複数回繰り返される塩基配列。ゲノムに散在し、繰り返し回数に多型性があることから、配列長を利用した遺伝マーカとして使用される。 ゲノム 3.44
1124 kilobase キロベース【単位】 DNAの長さの単位であり、10^3 base pairのこと。 分子 3.50
299 chromosome replication 染色体複製 DNAは、細胞周期のS期の過程で複製されるが、真核生物では、DNAと相互作用しているヒストンタンパク質も同時に取り込まれる。この過程を染色体複製と呼ぶ。 基礎 詳しい説明の関連語 複製 3.67
1738 recombinant DNA technology 組換えDNA技術 DNAを人工的にベクターや異種生物の染色体上に結合させる技術。主に制限酵素に切断を用いる。 分子 詳しい説明の関連語 組み替えの分子機構 3.67
1649 proofreading 校正 DNAポリメラーゼが間違った塩基を挿入した際に、DNAポリメラーゼ自身がその塩基を取り除くこと。 分子 3.67
616 euchromatin ユークロマチン(真性染色質) DNA染色色素で濃染される領域をヘテロクロマチンと呼ぶに対して、比較的薄く染色される領域をさす。転写が、活発におきる領域は、ユークロマチン 領域にある 基礎 4.25
1164 ligation 連結反応 DNA断片(もしくはRNA断片)など2個の核酸分子を連結する酵素反応。Ligase と呼ばれる酵素により引き起こされ、遺伝子組み換え実験において広く用いられる。 分子 3.50
2177 transposition 転移 DNA断片や染色体が異なる場所へ移動する事。トランスポゾンや染色体断片の移動がある。 トランスポゾン 3.44
1998 Southern blotting サザンブロット法 Edwin Southernにより考案された、特定のDNA塩基配列を検出するための実験手法。ゲノムDNAを制限酵素で切断後、アガロースゲルで電気泳動を行う。さらに、アルカリ液による変性処理によりDNAを一本鎖にした後ニトロセルロース膜に転写する。ニトロセルロース膜上で、確認したい塩基配列に対して相補的なDNA一本鎖にリンの放射性同位体、ジゴキシゲニン (digoxigenin, DIG)、アルカリフォスファターゼ(alkaline phosphatase, ALP)などで標識したプローブを付着させる。最終的には、膜上のプローブの有無をオートラジオグラフィーや染色などで確認する。 分子 3.75
290 chromosome condensation 染色体凝縮 M期になると、間期細胞核の状態より凝縮した染色体構造が出現する。染色体凝縮には、コンデンシンと呼ばれるタンパク質複合体が関わっている。 細胞 3.44
1578 poly A ポリA RNAの3’末端に付加されるポリアデニル酸(AMP)。真核生物では、転写終了後に、成熟メッセンジャーRNAを生産する一過程として行われ、RNAの安定性や局在、翻訳に関わるとされる。 分子 3.22
2509 RNA editing RNA編集 RNAの配列を変化させ、ゲノム配列にコードされたものと違う成熟RNAを作り出すこと。tRNA, rRNA, mRNAのようなクラスの違うDNAが様々な程度に編集される。 基礎 5.00
1821 RNA editing RNA編集 RNAの配列を変化させ、ゲノム配列にコードされたものと違う成熟RNAを作り出すこと。tRNA, rRNA, mRNAのようなクラスの違うDNAが様々な程度に編集される。 分子 3.50
103 antisense RNA アンチセンスRNA RNAは、DNAを鋳型として5’ -> 3’方向へ合成されるため鋳型とならないDNAと同じ方向であり、それをセンスRNAと呼ぶ。アンチセンスRNAはセンスRNAと逆方向のRNAを指す 分子 詳しい説明の関連語 セントラルドグマ 3.50
1694 RNAi 【略】 RNAi RNA干渉のこと。 4.00
2260 Xist RNA Xist RNA X染色体不活性化の誘導に関わる遺伝子産物で、不活性X染色体から転写されタンパク質に翻訳されずにRNAとして機能する。不活性X染色体上に局在することが知られている。 細胞 3.22
147 back mutation 復帰[突然]変異 [突然]変異をもった系統の中から、機能の回復したものが現れること。例えば、トランスポゾンの挿入による変異では、これが失われることによって生じる。 基礎 3.33
1825 RNA processing RNAプロセッシング mRNA前駆体から、イントロンが除去されて成熟型mRNAがつくられる一連の過程のこと。 分子 詳しい説明の関連語 セントラルドグマ 3.50
1826 RNA splicing RNAスプライシング mRNA前駆体から成熟型mRNAになるために、不要なイントロンの配列を除去して、残ったエキソン同士を再結合させる過程のこと。 分子 詳しい説明の関連語 セントラルドグマ 4.00
2510 RNA splicing RNAスプライシング mRNA前駆体から成熟型mRNAになるために、不要なイントロンの配列を除去して、残ったエキソン同士を再結合させる過程のこと。 基礎 詳しい説明の関連語 セントラルドグマ 5.00
1822 RNA interference RNA干渉 siRNAと呼ばれる21-23 ntの短い二本鎖RNAといくつかの蛋白質から成るRNA蛋白質複合体の作用によって、siRNAと相補的な配列を持つmRNAが分解される減少のこと。遺伝子機能を破壊するための遺伝子工学の技術としても用いられる。 分子 3.89
1771 repressor gene 抑制遺伝子 (もしこの語があるとすれば)他の遺伝子の発現を抑制する機能を持つ遺伝子。 基礎 詳しい説明の関連語 相互作用する因子 3.50
1501 palindrome パリンドローム(回文配列) 「たけやがやけた」のように、右から読んでも左から読んでも同じになる回文のようになる塩基配列上の構造のことをいう。これは、塩基の相補性から独自の2次構造を構成しやすく、その2次構造が機能をもつこともある。 分子 3.22
890 Hardy-Weiberg's law ハーディー・ワインベルグの法則 「理想的な集団」においては、対立遺伝子の頻度が世代が移り変わっても変化しないという法則。ここでいう理想的な集団とは、任意交配し、サイズが無限であり、他の集団から孤立しており、突然変異が起きず、自然選択がないような集団である。 集団 4.25
584 elongation factor 伸長因子 1、 翻訳において、ポリペプチド鎖の伸長を促進するタンパク質。EF-Tu、EF-G(真核生物)、EF-1、EF-2(原核生物)など。2、転写において、mRNAの合成を促進するタンパク質。 分子 3.50
1801 reverse transcription 逆転写 1、RNAを鋳型にDNAを合成すること。レトロウイルスなどのRNAを遺伝物質として持つものが自己を複製するためにおこなう。2、mRMAからcDNAを作る反応。RT-PCR法に用いる。 分子 逆転写酵素 3.75
1799 reverse transcriptase 逆転写酵素 1、RNAを鋳型にDNAを合成する酵素。レトロウイルスなどのRNAを遺伝物質として持つものが自己を複製するために持つ。2、mRMAからcDNAを作る反応に用いる酵素。RT-PCR法に用いる。 分子 3.75
906 heteroduplex ヘテロ二本鎖(二重鎖) 1、完全に一致しない配列が対合した二本鎖DNAの構造。組換えの中間体として形成される。2、核酸の解析技術でDNAあるいはRNAが不完全に対合したものをさす。 分子 3.50
1457 one gene-one enzyme theory 一遺伝子一酵素説 1つの遺伝子が1種の酵素の合成に関与しているとする説。1941年にBeadle と Tatum がアカパンカビ(Neurospora crassa)をモデル生物にした研究により提唱した。 基礎 3.89
1468 operon オペロン 1つの転写ユニット内に複数の遺伝子を含むもの。原核生物に特徴的で、関連した遺伝子を含む場合が多い。 細菌 4.25
2768 uniparental disomy 片親性ダイソミー 1対の相同染色体の双方が同じ親に由来し,その染色体についてはもう片方の親からの伝達がない状態。ゲノムインプリンティングを示す遺伝子を含む染色体が片親性ダイソミーになると,ダイソミーではあっても,その細胞(または個体)の表現型に影響を及ぼす。例:アンジェルマン症候群,プラダー・ウィリー症候群。 基礎 詳しい説明の関連語 染色体異常 5.00
765 gene fusion 遺伝子融合 2つあるいはそれ以上の遺伝子が、その全体や一部が互いに連結する現象や、その存在状態のことをいう。 3.22
271 chimera キメラ 2つ以上の接合子(互いに遺伝的性状が異なる)に由来する細胞群から構成される個体。 基礎 4.11
956 homologous chromosome 相同染色体 2倍体細胞内に存在する同一の1対2本の染色体。それぞれは母親と父親から受け継いだもの。減数第一分裂時に対合する。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 減数分裂 4.20
1787 restriction fragment length polymorphism 制限断片長多型 DNAを制限酵素で切断した場合、ゲノム中の制限酵素認識部位の配列に個体差がある場合、その断片長には差が観察できる。この方法は簡便であるため、ゲノムの多様性を示すマーカーとして多用されている。 集団 3.44
1807 ribonucleoprotein リボ核タンパク質 RNAと複合体を形成したタンパク質。 分子 3.50
2155 transcriptome トランスクリプトーム ある条件の細胞における全転写産物(mRNA) の総体を指す。ゲノムDNAは基本的には一個体内ですべて同一であるが、トランスクリプトームは組織、細胞株、外部環境因子によって特異的な構成をとる。トランスクリプトームの研究には、マイクロアレイのように一度に多くのmRNAを識別、定量するシステムを用いる。 3.75
0 Test_Term 語句のテスト これはテスト用のレコードです 新しい説明を加えるテスト 0.00
2044 stem cell 幹細胞 さまざまな種類の細胞に分化することができる細胞。その能力を保持したまま増殖する。胚性幹細胞と生体幹細胞がある。 基礎 3.67
157 balancer chromosome バランサー染色体 その中に含まれている逆位によって、相同染色体間で組換えを抑制することができる染色体。ホモ接合体を維持するのが難しい変異は、これを利用してヘテロ接合体の系統として維持することができる。 基礎 3.75
924 heterozygosity (1)ヘテロ接合性(異型接合性)(2)ヘテロ接合度 ひとつの遺伝子座における集団の多様性を表す指標。集団から任意のふたつの対立遺伝子を取り出したとき、そのふたつがことなる確率。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) ホモ/ヘテロ接合 3.22
337 codon usage コドン使用頻度 アミノ酸をコードするコドンには縮重のため冗長性がある。どのコドンがとぐのくらいの頻度用いられるかはランダムであってもよいような気がするが、実際にはコドンの使用頻度には生物種によって明確に偏りがある。このことは組み換え実験等で他の生物の遺伝子を発現させる場合、大きな意味を持ってくる。 分子 3.22
1084 intervening sequence 介在配列 イントロンともいい、遺伝子のコーディング領域(転写領域)において、スプライジング機構によって切り出されてしまう領域のことをいう。 分子 3.75
218 Bruce efect ブルース効果 オスと交尾をしたメスが、着床前に交尾相手とは異なるオスの匂いに暴露されると妊娠が阻害される。マウスなどげっ歯類に特異的なこの現象は、1959年に動物学者のHilda M. Bruceによって発見されたことから「ブルース効果(Bruce effect)」と呼ばれる。 動物 2.50
854 Giemsa staining method ギムザ染色法 ギムザ液(アズール,エオシン,メチレン青の混合液)で染める方法.細菌学者 G. Giemsa が考案。細胞核,染色体や病原体の染色に多用される。 細胞 3.50
279 chromatin immunoprecipitation クロマチン免疫沈降法 クロマチンに転写因子など目的のタンパクが結合している細胞を材料とした免疫沈降実験。転写因子などのゲノムDNA上の結合部位を同定することを目的として行う。 分子 3.75
781 gene silencing 遺伝子サイレンシング クロマチンの修飾によるエピジェネティックスな遺伝子の転写抑制。広義には、転写後遺伝子抑制を含んだ遺伝子の発現抑制のことをいう。 分子 4.00
412 CpG island CpGアイランド ゲノムDNA配列内でシトシンに続きグアニンが並ぶCpG配列の含有率が特に高い領域。恒常発現遺伝子のプロモーター領域に多く認められる。 分子 3.22
431 C-value paradox C値のパラドックス ゲノムあたりのDNA量(C値)が生物の体制の複雑さを反映しないようにみえること。 基礎 3.00
228 C-paradox C値のパラドックス ゲノムが生物の「設計図」であるなら、生物の複雑さとゲノムの大きさ(C値)は相関するに違いないと直感的に考えられる。しかし現実にはそのような単純な関係はないことを指す。例えば、最大のC値のを持つ動物はハイギョである。 基礎 3.75
786 gene targeting 標的遺伝子組換え ゲノムの特定の領域を、相同組替えにより、破壊もしくは別の遺伝子に置き換える遺伝子工学的技術。 4.00
1054 insertion element 挿入因子 ゲノムの部分(element)で、進化のある時点で、外界、あるいは他の部分から挿入されたと考えられるもの。(ちょっと自信がありません:桝屋) 3.50
389 contig コンティグ ゲノム構造の解析や長鎖の塩基配列解読などの際に、ゲノムライブラリーの個々のベクターの一部あるいは全部の塩基配列情報の相同性を利用して、複数のベクターを重ねあわせて特定のゲノム部位、あるいは塩基配列を再構築して表示したもの。 ゲノム 3.67
793 gene rearrangement 遺伝子再編成 ゲノム上において、複数の遺伝子の全体やその一部の並びの順番に変化がある現象や変化があった状態のことをいう。 3.50
752 gene cluster 遺伝子クラスター ゲノム上に遺伝子が、数個以上集中して存在している状態や、その遺伝子群のことをいう。rRNA遺伝子クラスターのように、非常に配列相同性が著しく高い均一な遺伝子が集中して存在している場合や、Hox遺伝子クラスターのように機能分化は起こしているものの主要な配列モチーフを共通にもつ遺伝子が集中して存在している場合などがある。 3.44
1970 single nucleotide polymorphism 一塩基多型 ゲノム上の一つのヌクレオチドの違いで起こる多型 ゲノム 3.22
745 GC content GC含量 ゲノム中のある一定範囲内におけるグアニン/シトシン塩基の含有率。 分子 3.60
1142 Lamarckism ラマルク説 ジャン=バティスト・ピエール・アントワーヌ・ド・モネ、シュヴァリエ・ド・ラマルクは18世紀から19世紀にかけて活躍した著名な博物学者であり、ダーウィンらに先駆けて進化論を提唱した。彼は「用不要説」と「獲得形質の遺伝」のふたつを主張したが、特に後者を指してラマルク説と呼ばれることが多い。彼の考えは遺伝学の発展とともに完全に否定されたが、エピジェネティクスなどの発見にともない、最近になって再評価の機運も見られる。 基礎 3.50
2717 spliceosome スプライセオソーム スプライシング反応を行うRNA-タンパク質複合体のこと。非翻訳RNAであるsnRNA (small nuclear RNA) 5種類と50種類以上のタンパク質から成っている。 分子 5.00
2023 spliceosome スプライセオソーム スプライシング反応を行うRNA-タンパク質複合体のこと。非翻訳RNAであるsnRNA (small nuclear RNA) 5種類と50種類以上のタンパク質から成っている。 分子 3.50
17 acrocentric 【形】 端部動原体[の](端部着糸型[の]) セントロメアの位置が染色体の末端領域にある染色体。短腕のサイズが長腕に比べて著しく小さい。 基礎 詳しい説明の関連語 染色体の部分構造 2.43
1810 ribosomal DNA リボソームDNA タンパク質の合成を行うリボソームという器官に存在するリボソームRNAをコードする遺伝子。多重遺伝子族。 分子 3.22
894 helix-turn-helix motif ヘリックス・ターン・ヘリックスモチーフ タンパク質の主要な構造モチーフの一つ。遺伝子発現を制御するタンパク質に特に多く見られる。2つのαヘリックスが短いペプチド鎖で繋がった構造をとり、DNAに結合する性質を持つ。 分子 3.50
1639 processing プロセシング タンパク質やRNAが機能を発揮するためには、一定の形に加工される過程のこと。RNAのスライシング反応や、タンパク質の翻訳後修飾などもプロセッシングに含まれる。 分子 3.75
2274 zinc finger ジンクフィンガー タンパク質ドメインのひとつであり、DNAと結合する性質を持つ。とても小さなドメインであることが特徴であり、安定化に必要な疎水中心を持たない。亜鉛(ジンク)イオンが重要な役割を担っている。 分子 3.22
2269 yeast two-hybrid system 酵母ツーハイブリッド系 タンパク質間相互作用を調べる手法。GAL4のDNA 結合ドメインと、結合相手を探したいタンパク質(bait:釣り餌)の融合タンパク質を作る。同じ細胞内でGAL4の転写活性化ドメインと任意のタンパク質(prey:餌食)を融合タンパク質として発現させる。baitとpreyが相互作用した場合のみGAL4のDNA結合ドメインとその転写活性化ドメイン近接し、GAL4のDNA 結合配列を上流にもつレポーター遺伝子の発現量が上昇する。 分子 3.75
1379 mutation [突然]変異 ヌクレオチド配列の変化、ゲノムの持つ遺伝情報の変化。 主要語、最重要 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 変異 4.56
975 Human Genome Project ヒトゲノム計画 ヒトの全ゲノムDNAの配列を、国際連携研究によって解読した大規模プロジェクト。2003年に、ほとんどのゲノム領域を読み終えて完了が宣言された。 人類 3.75
828 gene trap 遺伝子トラップ法 プロモーターを持たないレポーター遺伝子をゲノムに挿入することにより、挿入変異体を作製する遺伝子工学的手法。レポーター遺伝子の発現は、挿入を受けた遺伝子の発現を反映するため、遺伝子の発現解析に用いられる。 分子 3.50
943 homeobox ホメオボックス ホメオボックス遺伝子に含まれるホメオドメインをコードするおよそ180塩基対のDNA配列。菌類から動植物にいたる広い生物種で保存される。 分子 4.00
944 homeodomain ホメオドメイン ホメオボックス遺伝子の60アミノ酸から成る領域で、標的遺伝子のプロモーター領域に結合し転写の制御を行う。様々な生物の発生・分化に極めて重要な役割を果たす。例えば、ホメオドメインを含むアンテナペディア遺伝子に突然変異をもつショウジョウバエは、触覚の場所に脚が生える表現型を示すことが知られている。 分子 3.50
221 cDNA 【略】 cDNA メッセンジャーRNAから逆転写酵素によって合成される相補的なDNA。成熟RNAからのcDNAは、イントロンを含まないため、遺伝子産物の様々な解析に用いられる。 詳しい説明の関連語 セントラルドグマ 3.67
196 post transcritional gene silencing 転写後遺伝子抑制 メッセンジャーRNAが破壊されることによる遺伝子の発現抑制。RNA干渉やナンセンス仲介減衰など、複数の機構の存在が明らかとなっている。 基礎 0.00
1436 nucleolus 【pl.】 nucleoli 核小体 リボソームRNAとそれに結合するタンパク質およびRNAポリメラーゼ等の酵素群からなり、特別な染色体領域に付随する細胞小器官。 細胞 3.75
986 hybrid sterility (1)雑種不妊性 (2)雑種不ねん(稔)せい 異なる系統・種・属などの間の交雑に由来する子孫が生殖能力を欠く現象 基礎 3.75
982 hybrid dysgenesis 交雑発生異常 異なる系統・種・属などの間の交雑に由来する子孫で生じる、種々の遺伝的退化。退化現象は雑種個体の弱性、致死、不妊など多岐にわたる 3.75
378 conjugation 接合 異なる性を持つ細胞が融合する事により、DNAの移送や核の融合を行う現象。 細菌 4.00
978 hybrid 雑種 異種、異属、あるいは異品種の間の交雑で生じた子孫。 基礎 4.33
2740 tetrasomy テトラソミー 異数性の染色体異常のひとつ。2倍体の体細胞で,ある相同染色体が2本多くなり4本になった状態。 細胞 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体異常 3.00
1353 monosomy モノソミー 異数性の染色体異常のひとつ。2倍体の体細胞では相同染色体は2本1対あり,この状態をダイソミーというが,1本少なくなって相同染色体が1本だけになった状態をモノソミーという。 細胞 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体異常 2.43
2188 trisomy トリソミー 異数性の染色体異常のひとつ。2倍体の体細胞では相同染色体は2本1対あり,この状態をダイソミーというが,1本多くなって相同染色体が3本になった状態をトリソミーという。 細胞 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体異常 3.44
1444 nullisomy ヌリソミー 異数性の染色体異常のひとつ。2倍体の体細胞で相同染色体の2本ともがなくなった状態。 細胞 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体異常 2.60
803 genetic councelling 遺伝相談 遺伝に関する諸問題(不安や悩み)を、当事者が遺伝医学の専門家に相談し、人生設計や将来の方針を自分で決定するのに必要な情報、助言を受けること。このような専門家を遺伝カウンセラーという。 人類 3.50
748 gene 遺伝子 遺伝形質を規定する物質。任意のゲノムのセグメントのうち、1単位としての機能を持つ(狭義には1つ以上の産物をコードする)もの。 主要語、最重要 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 遺伝子 4.60
970 horizontal transmission 水平伝達 遺伝子(遺伝情報)が母細胞から娘細胞に伝達(伝播)されるのではなく、個体間で伝達されること。バクテリアなどでは頻繁に見られる現象と考えられているが、ヒトのような「高等生物」においても、水平伝達によって、ゲノムの中にウィルスの遺伝子が取り込まれていることがわかっている。水平伝達を普通の意味で系統樹で表現することはできない。 基礎 4.25
787 gene therapy 遺伝子治療 遺伝子そのものを手段として用いる治療。遺伝子の機能不全を補うために、レトロウィルスを導入した細胞などを用いて、で外から遺伝子の導入を行うもの。 人類 3.67
2151 transcription factor 転写因子 遺伝子のプロモーターやエンハンサーに結合し、遺伝子の転写制御を行うタンパク質。転写開始に必須な基本転写因子に加えて、発生や特定の生物学的応答に必要な遺伝子の転写効率に影響を与える転写調節因子が存在する。 分子 3.22
773 gene mutation 遺伝子[突然]変異 遺伝子の塩基配列が変化すること、あるいはその結果生じたもの。自然状態でも生じるが、人為的に誘発することもできる。体細胞にも生殖細胞にも生じるが、後者に起きた変異のみが次世代に遺伝する。 基礎 3.75
899 hereditary disease 遺伝病 遺伝子の変異に基因する疾患で、その変異は世代間に伝わる。単一遺伝子による場合はメンデル遺伝病ともいう. その遺伝様式により、常染色体顕正遺伝病、常染色体不顕正遺伝病、X連鎖遺伝病などがある。多数の遺伝子が関わる多因子病もある。 詳しい説明の関連語 遺伝学 3.67
284 chromosomal mutation 染色体[突然]変異 遺伝子やDNAレベルでの変化に対して,染色体レベルでの変化をいう。染色体異常と同義。 基礎 詳しい説明の関連語 染色体異常 3.00
959 homologue 相同体 遺伝子やタンパク質において相同なもののことをいう。 基礎 詳しい説明の関連語 共通配列 3.44
912 heterokaryon ヘテロカリオン(異核共存体) 遺伝子型の異なる複数の単相核が同一の細胞内に共存して増殖する細胞などを指す。きのこなど菌類でよくみられる 菌類 3.67
606 epistasis (1)エピスタシス (2)上位 遺伝子座が異なる別の遺伝子(上位遺伝子)によって、ある遺伝子(下位遺伝子)の発現が抑えられること 基礎 4.00
1507 paralog パラログ 遺伝子重複によって共通起原を有する遺伝子。種分化の前あるいは後に遺伝子重複が起こると、それらの遺伝子は種分化とは独立に分岐していく。しかし、分岐時間が不明な場合、パラログをオルソログと区別することが一般には難しい。なお、パラログを、遺伝子重複の進化上の重要性をいち早く説いた大野乾に敬意を表して、オオノログということもある。 進化 4.14
401 cosmid コスミド 遺伝子組み換えベクターの一種。ラムダファージが大腸菌に感染する際に必要なCos配列を持ち、50kb程度の塩基配列をクローニングすることができる。 分子 3.22
183 biological containment 生物学的封じ込め 遺伝子組換実験における生物学的災害を防止する手法の一つ。自然環境下において生存能力が低い宿主とベクターを用いることにより、組換え体が外部に漏れた場合でも生存できないようにすることを指す。対をなす対策として、物理学的封じ込めが挙げられる。 基礎 4.14
2170 translational regulatiom 翻訳調節 遺伝子発現の調節機構のうち、mRNAからタンパク質への翻訳におけるものを指す。開始コドンおけるリボソームリクルートメントの際に行われるものと、タンパク質合成における伸長から終了にかけて行われるものがある。 分子 3.50
751 gene bank 遺伝子バンク 遺伝子標本を保存し、配布する組織またはそのサービス。一般的にはクローン化DNAを冷凍保存する。 基礎 3.50
1796 retrovirus レトロウイルス 遺伝物質として一本鎖 RNA をもち、感染(宿主)細胞内で逆転写酵素によって DNA を合成し、宿主染色体に入り込んで増殖するウイルスの総称。エイズウイルスなど。 3.50
901 heritability 遺伝率 遺伝率という言葉には「広義の遺伝率」と「狭義の遺伝率」がある。 基礎 narrow-sense heritability, broad-sense heritability 1頁使い詳しく説明(主要語) 浸透度 3.75
1594 polyploid [多]倍数体 一倍性染色体セットが3つ以上存在する細胞あるいは個体。三倍体や四倍体など。複数の染色体セットが異種に由来する場合を異質倍数体、同種由来の場合を同質倍数体という。  基礎 3.40
1596 polyploidy [多]倍数性 一倍性染色体セットが3つ以上存在する状態。そのような細胞或は個体を倍数体という(三倍体,四倍体など)。染色体の数の異常のひとつ。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 配偶子 2.60
1010 imprinting 刷込み(インプリンティング) 一般生物学用語であるので遺伝学用語にはふさわしくないと思われる。正式にはゲノムインプリンティングであり、詳解語として説明。 詳しい説明の関連語 ゲノムインプリンティング 3.89
690 fitness 適応度 一般的な定義は、自然選択説の考えに基づき、個体がその生涯において生んだ子供のうち、繁殖年齢まで達することのできた子供の数である。一方、遺伝的適応度は、ある対立遺伝子が集団中に拡散する速度と定義される。 集団 4.14
1437 nucleoside ヌクレオシド 塩基と糖が結合した化合物。ヌクレオシドにリン酸基が結合した物質をヌクレオチドと呼び核酸の基本構成分子となる。塩基としては、 アデニン、グアニン、チミン、シトシン、ウラシルなど。糖としてはデオキシリボース(DNA)やリボース(RNA)。 分子 3.22
2776 vegetative cell 栄養細胞 花粉となる半数性雄性生殖細胞は、通常の植物では四分子から生成され、さらに1個の栄養細胞と2個の精細胞に分裂し成熟花粉となる。栄養細胞は精細胞に比べ大型で、花粉の成熟に必須な澱粉やタンパク質の合成や貯蔵を担う。-- Main.KurataNori - 2011-12-27 植物 5.00
96 anther culture やく(葯)培養 花粉形成初期の葯を培地に置床し、半数性植物体を誘導する方法。誘導した半数体は、倍加処理する倍加半数体育種に利用される。-- Main.KenichiNonomura - 2011-12-27 植物 2.00
1664 pseudogene 偽遺伝子 過去に遺伝子として機能していたゲノム領域が、ある時点の突然変異などによって、遺伝子としての機能を失ったもの。特にその生物において、すべてのアレルが機能を失っている場合を言う。DNA配列としては、何らかの遺伝子と相同性を示すが、機能は失っている。 3.67
1643 prokaryote 原核生物 核を持たない生物の総称。単細胞からなる。 基礎 4.00
469 deoxyribonuclease デオキシリボヌクレアーゼ 核を持つ生物の総称。単細胞、多細胞からなるものがある。 分子 3.89
618 eukaryote 真核生物 核を持つ生物の総称。単細胞、多細胞からなるものがある。 基礎 4.33
1435 nucleolar organizing region 核小体形成部位 核小体のリボソームRNAをコードするDNA(rDNA)で構成される染色体上の領域。多くの場合二次狭窄部位に位置する。NORと略す。 細胞 3.00
80 amplified fragment length polymorphism 増幅断片長多型 技術的には、制限酵素で切断したDNA断片の一部を、PCRによって増幅することにより、きわめて感度の高い多型の検出を可能にした手法。ゲノムの異なった領域の多型を同時に検出することが可能であり、ゲノムレベルでの近縁の生物間の比較やQTL解析に威力を発揮する。 集団 4.14
831 genetic variation (1)遺伝的変動 (2)遺伝的多様性 狭義には集団内における対立遺伝子の多様性のことであり、進化プロセスにおける重要な概念である。広義には、集団間の多様性を指すこともある。 基礎 詳しい説明の関連語 遺伝学 3.80
672 fertilization 受精 狭義には卵と精子による配偶子融合。主に多細胞動物で用いる。広義には配偶子融合にほぼ同義 基礎 3.50
175 behavioral genetics 行動遺伝学 形質としての行動と、その要因としての遺伝子との関連性を示す学問領域。 基礎 詳しい説明の関連語 遺伝学 2.44
1389 narrow-sense heritability 狭義の遺伝率 形質の違いが親から子へ伝えられる程度をあらわす尺度。特に選抜育種においては品種改良の度合いを示す。近縁個体間の相関係数の観察値におけるその理論値の割合として計算する。 主要語、重要 応用 1頁使い詳しく説明(主要語) 浸透度 2.80
1393 nature and nurture 生れと育ち 形質の発現に遺伝的要因と環境要因の関与していることを議論する際に引用される表現 主要語 人類 2.60
1718 real-time PCR リアルタイムPCR 蛍光色素などを用いてPCR産物を経時的に定量する手法。コピー数を算出する絶対定量法とリファレンス遺伝子との相対値で発現を調べる相対定量法に分けられる。 分子 2.80
1527 pedigree [家]系図 血縁や結婚、交雑の関係を表した図 基礎 3.89
2032 sporophyte 胞子体 減数分裂により胞子を作り出す世代。 植物 3.00
552 double crossing-over 二重交差(乗換え) 減数分裂の際に相同染色体間の交差が2カ所で起きること。 基礎 詳しい説明の関連語 組換え 3.22
880 haploid generation 単相世代 減数分裂の直後から受精までの間の半数性の核相、すなわち染色体ゲノムを1組もつ生殖世代。 基礎 詳しい説明の関連語 倍数体 3.50
1856 second division 減数第二分裂 減数分裂の二回目の細胞分裂。第一分裂に続いてDNA複製なしに起こる細胞分裂で、染色分体が娘細胞(配偶子)に分離し元の細胞の半分のDNA量になる。 基礎 詳しい説明の関連語 減数分裂 2.56
269 chiasma 【pl.】 chiasmata キアズマ 減数分裂第1分裂前期の接合期に,対合した相同染色体の非姉妹染色分体同士が交差してX字型になった箇所。キアズマの部分で相同染色体間の遺伝的組換えが起こるとされている。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 減数分裂 4.20
2613 bivalent (1)二価(2)二価染色体 減数分裂第一分裂前期(接合期)から中期にかけて,2個の相同染色体が対合した染色体像をいう。各染色体には2個の染色分体があるので,二価染色体は4個の染色分体から成る。通常少なくとも1個のキアズマが観察される。 基礎 5.00
1499 pairing 対合 減数分裂第一分裂前期(接合期)に相同染色体が互いに接着する現象をいう。唾腺染色体のように,体細胞においておこる場合もある。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 減数分裂 3.75
2277 zygotene 接合糸期 減数分裂第一分裂前期において細糸期に続く時期。両親に由来した1本ずつの相同染色体が互いに接近して相同部で対合がおこり,やがて染色体の全長にわたって接着し,二価染色体となる。 基礎 3.00
1493 pachytene 太糸期 減数分裂第一分裂前期において接合期に続く時期。相同染色体の対合が完成した二価染色体の凝縮・短縮が進み,ところどころで染色分体間の交差がおこる。 基礎 3.00
499 diplotene 複糸期 減数分裂第一分裂前期において太糸期に続く時期。対合してできた二価染色体の中で相同染色体の分離が始まる,したがって4本の染色分体とキアズマが識別できるようになる。 基礎 3.29
480 diakinesis 移動期【減数分裂の】 減数分裂第一分裂前期において複糸期に続く時期。凝縮の進んだ二価染色体が分裂中期の赤道板平面に移動する。  基礎 3.29
1154 leptotene 細糸期 減数分裂第一分裂前期の最初の時期。間期核の容積が大きくなり核内に細いコイル状の染色糸(二本鎖DNAが凝縮したもの)が出現する。 基礎 3.25
920 heterosis (1)雑種強勢 (2)ヘテロシス 交配により得られた子どもの形質がその親系統の表現型よりも優れていること 3.89
411 courtship behavior 求愛行動 交尾相手の獲得・選択のために発達した行動。クジャクの雄が大きく美しい羽根を広げて行う求愛ダンスや、イトヨのジグザグダンスなど、様々な種で求愛行動が観察される。 動物 2.00
993 hybridoma ハイブリドーマ 広くは2種類の細胞を人工的に融合させて作った腫瘍性をもつ雑種細胞。一般には形質細胞腫とB細胞(Bリンパ球)の雑種細胞をさす。免疫した個体から分離したB細胞は、形質細胞腫細胞と融合することにより抗体を培養内で永遠に作り続けることができる 3.67
1467 operator オペレーター 構造遺伝子の上流で転写を制御する領域。転写因子が結合する場所である。主に原核生物の場合に用いる。 分子 4.00
232 calico cat 三毛猫 黒、白、茶の3色の毛色を持つネコで、そのほとんどは雌である。性染色体であるX染色体上の遺伝子座が身体の部位によって不活性化されたりされなかったりすることで、茶色と黒の斑点が生まれる。 動物 X-chromosome inactivation 2.43
2145 tortoise-shell cat 三毛猫 黒、白、茶の3色の毛色を持つネコで、そのほとんどは雌である。性染色体であるX染色体上の遺伝子座が身体の部位によって不活性化されたりされなかったりすることで、茶色と黒の斑点が生まれる。 動物 X-chromosome inactivation 2.33
150 bactriophage バクテリオファージ 細菌に感染するウィルスの総称。 微生物 4.00
1534 phage ファージ 細菌に感染するウィルスの総称。正式にはバクテリオファージ。 細菌 3.67
757 gene dosage 遺伝子量 細胞あるいは核に存在する遺伝子のコピー数。コピー数多型 ; CNV (Copy Number Variation)によって変化する。 基礎 3.40
834 genome analysis ゲノム分析 細胞に存在する染色体の倍数性を調べる分析。相同染色体を同定することにより、ゲノムが基本数の何倍の染色体を持つかを明らかにする。 ゲノム 3.11
973 housekeeping gene ハウスキーピング遺伝子 細胞の生命活動を維持するために、全ての細胞で常に発現している(あるいはそう考えられている)遺伝子 3.50
436 cytoplasmic inheritance 細胞質遺伝 細胞核に存在する染色体の挙動に由来した遺伝様式(メンデル遺伝)に対し、細胞質に存在するミトコンドリアや葉緑体などの細胞内小器官に由来する遺伝様式。一方の親の形質が子に伝わる。 基礎 メンデルの法則 3.60
904 heterochromatin ヘテロクロマチン(異質染色質) 細胞周期を通して間期でも凝縮したままの状態で存在する染色体領域、または間期核で凝縮した染色質をいい、遺伝子の発現はないかほとんど見られない。ヘテロクロマチンには、constitutive heterochromatin (構成的ヘテロクロマチン)とfacultative heterochromatin (条件的へテロクロマチン)とがある。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体の部分構造 4.33
1314 mitochondrial DNA ミトコンドリアDNA 細胞小器官であるミトコンドリアに含まれる環状2本鎖DNAのこと。ヒトは約16kbであり32個の遺伝子を含む。 分子 4.00
1426 nuclear gene 核遺伝子 細胞内で核に局在する遺伝子。ミトコンドリア遺伝子、葉緑体遺伝子と対比できる。 基礎 3.50
1122 karyotype 核型 細胞内の染色体構成(染色体の数や形態による分類)を数値,記号,略号などで表示したもの,もしくは元の染色体画像を基に各染色体を,その種のスタンダードに従って並列・図示したもの。 細胞 1頁使い詳しく説明(主要語) 核型 4.11
1975 sister chromatid 姉妹染色分体 細胞分裂期にみられる染色体は2本の染色分体から成る。これを互いに姉妹染色分体という。分裂後の間期(G1期)にあった1本の染色分体は複製によって2本となる。両者間のDNA構成は全く同じ。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体の部分構造 3.44
1976 sister chromatid exchange 姉妹染色分体交換 細胞分裂期の染色体を構成している2つの染色分体(姉妹染色分体)間で交換がおこる現象。 細胞 1頁使い詳しく説明(主要語) 減数分裂 3.00
259 centromere セントロメア 細胞分裂時に細胞の両極から伸張した紡錘糸が連結する染色体上の特定領域。細胞分裂期の染色体では2本の染色分体が結合したくびれとして観察される。 主要語、重要 基礎 kinetochore 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体の部分構造 4.60
276 chromatid 染色分体 細胞分裂終了後、染色体DNAはS期で複製され、1本の2重らせんDNAから2本2重らせんDNAが生じる。次の細胞分裂期にはそれぞれが染色分体として現われる。つまり、細胞分裂期の染色体は2本の染色分体から成り、セントロメアで結合した形になっている。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体の部分構造 4.33
2798 premature centromere division セントロメア早期分離 細胞分裂中期の染色体において、セントロメアが離れ2本の染色分体がセントロメアのくびれがなく棒状に並んだ状態。高齢女性のX染色体にしばしば見られる。 主要語 細胞 0.00
1924 sex chromosome 性染色体 雌雄分化がある生物で,性別によりその形態や数あるいは行動に違いのある染色体を指す。性染色体が雌で同型,雄で異型の場合,雄のみにある染色体をY染色体,雌雄の双方に見られる染色体をX染色体という。逆に,雌で異型,雄で同型の場合は,雌だけに見られる染色体をW染色体,雌雄双方に見られる染色体をZ染色体という。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 性決定 4.33
1768 reporter gene レポーター遺伝子 実験的な標識の目的で、外部から生体に導入する遺伝子。緑色蛍光タンパク質(GFP)が有名。 基礎 3.75
91 aneuploidy 異数性 種に特有の染色体基本数 ( x) の整数倍より染色体数が1個ないし数個多いか少ない状態。その様な細胞または個体を異数体という。染色体の数の異常のひとつ。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 倍数体 3.67
1476 ortholog オルソログ(直系遺伝子) 種分化とともに進化的に分岐してきた相同な遺伝子のこと。ゲノム上に1つしかない遺伝子で、遺伝子重複を起こしていない遺伝子は必然的にオルソログになる。遺伝子重複によって出現後、その一方が消失したような場合は、ゲノム上では一見ひとつだけの遺伝子にみえるが、種分化とともに分岐してきたものではないのでオルソログにはならないが、その実際的な区別は難しい。 進化 4.00
820 genetic polymorphism 遺伝的多型 集団遺伝学における概念であり、ある遺伝形質に着目したとき、集団内で異なる遺伝子型がある比率で共存している状態。 集団 3.89
202 bottle neck effect 瓶首効果 集団遺伝学上の概念であり、集団の大きさが一時的に(氷河期など環境の過酷化などより)激減することにより、遺伝的浮動の効果が大きくなり、進化的に中立な対立遺伝子が固定(あるいは消失)しやすくなって、集団の遺伝的な均一化が促進されること。 集団 3.75
2178 transposon トランスポゾン 宿主細胞のゲノム上の位置を転移できる塩基配列。DNAが直接転移するDNA型と、転写・逆転写を介するRNA型がある。 分子 3.60
2778 vegetative phase 栄養成長期 植物の花芽が形成されるまでの成長期間を言う。花芽の形成は、短日植物、長日植物などのように遺伝的に日照の長短、温度などの自然条件を感知して開始されるため、栄養成長期の長さは、遺伝的な制御を受けている。 植物 1頁使い詳しく説明(主要語) 細胞分裂の機構 5.00
2016 spindle fiber 紡錘糸 真核細胞の細胞分裂時に出現する紡錘体を構成する繊維性の構造。その実体は、チューブリンというタンパク質から成る微小管の束である。 細胞 4.00
2015 spindle 紡錘[体] 真核細胞の細胞分裂時に染色体を2つの娘細胞に分配するために形成される分裂装置。紡錘糸が細胞の両極間に伸展し、一部は染色体のセントロメアに連結する。紡錘糸の配列した様子が、横から見ると紡錘に似るので、この名がある。 細胞 4.00
286 chromosome 染色体 真核生物の細胞分裂の際,核内にあったDNAが各種タンパク質とともに凝縮してできた塩基性色素で染色される棒状の構造体をいう。しかし最近は,分裂期に限らず間期核にあるDNAや,原核生物のDNA,葉緑素やミトコンドリアに含まれるDNAをも,総じて染色体ということがある。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体 4.60
823 genetic resources 遺伝資源 進化の過程で生じた突然変異・移入・交雑など遺伝的変異に富む生物集団の総称。生物種の保存や品種改良に重要な資源 基礎 3.89
312 clade クレード 進化的な系統関係において、注目する階層性において、ひとかたまりとなるOTUs (Operational Taxsonomic Unit)sの一群。系統樹が構築されている場合には、ある枝分岐点から末端に向かうすべてのOTUのかたまりのこと。 進化 3.50
761 gene family 遺伝子族 進化的に起原を同一にしたり、構造上や機能的な共通性を有する一群の遺伝子のことをいう。ゲノム上に集中して存在する遺伝子クラスターを構成したり、ゲノム上に分散して存在したりする。 ゲノム 3.22
955 homologous 【形】 相同 進化的に共通な祖先を有することに由来する類似性のことをいう。形態形質はもちろん、遺伝子の塩基配列やタンパク質の構造機能ならびに分子機構等にも同じ概念が適応される。 進化 詳しい説明の関連語 共通配列 3.60
136 autosome 常染色体 性染色体(XとY染色体あるいはZとW染色体)以外の染色体。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体 4.00
2241 W-chromosome W染色体 性染色体が雌で異型の場合、雌にのみ認められる性染色体をW染色体といい,雌雄双方に認められる性染色体をZ染色体という。性決定機構は,雄がZZ,雌がZWまたはZ0)。 基礎 詳しい説明の関連語 染色体 3.44
2258 X-chromosome X染色体 性染色体が雌で同型の場合、この性染色体をX染色体といい,雄にのみ認められる性染色体をY染色体という。性決定機構は,雌がXX,雄がXYまたはX0)。 基礎 詳しい説明の関連語 染色体 4.00
2267 Y-chromosome Y染色体 性染色体が雄で異型の場合、雄にのみ認められる性染色体をY染色体といい,雌雄双方に認められる性染色体をX染色体という。性決定機構は,雌がXX,雄がXYまたはX0)。 基礎 詳しい説明の関連語 染色体 3.80
2272 Z-chromosome Z染色体 性染色体が雄で同型の場合、この性染色体をZ染色体といい,雌にのみ認められる性染色体をW染色体という。性決定機構は,雄がZZ,雌がZWまたはZ0)。 基礎 3.67
1934 sex-linked inheritance 伴性遺伝 性染色体に連鎖した遺伝様式。 基礎 4.43
549 dosage compensation 遺伝子量補正 性染色体の遺伝子発現量が雌雄で同じになること。性決定様式の異なる生物種によってメカニズムが異なる。哺乳類の場合、性染色体はオス(XY)、メス(XX)であるが、X染色体の遺伝子発現量は雌雄で同じになる。これは、メスのどちらかのX染色体の遺伝子発現が抑制されているからである。遺伝子量補償ともいう。 3.50
1017 inactivation center 不活性化センター 正式にはX inactivation center/X不活性化センター、略語:XIC/Xic X染色体不活性化の誘導に必要なX染色体領域。この領域を欠失するとそのX染色体は不活性化を起こすことができなくなる。 細胞 詳しい説明の関連語 ゲノムインプリンティング 3.75
64 alternation of generation 世代交代 生活環の中で生殖様式が周期的に変わること。主に植物でみられ、無性生殖世代(胞子体)と有性生殖世代(配偶体)が交代する 基礎 4.14
850 germ cell 生殖細胞 生殖のためにつくられる細胞。有性生殖を行なう生物では、配偶子がこれに相当し、減数分裂によってできる半数性の細胞である。 基礎 3.60
1264 meiosis 【pl.】 meioses 減数分裂 生殖巣で配偶子形成前に起こる二回の連続した細胞分裂。第一分裂で相同染色体が対合して分離し、第二分裂で染色体を構成する染色分体が分離する。その結果,体細胞の染色体数が半減した配偶子(卵子,精子)ができる。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 減数分裂 4.60
791 generation 世代 生殖様式で区別される時期にある個体 基礎 3.67
1392 natural selection 自然選択 生存競争などを通じて、自然環境に適応した個体の子孫がより多く生き残っていく現象。生物進化を説明する重要な機構で、チャールズ・ダーウィンによって提唱された。 進化 4.00
1814 ribozyme リボザイム 生体反応は、タンパク質で構成された酵素によって制御されていると考えられていたが、後にRNAも関与することがわかってきた。このようなRNAのことをリボザイムと呼ぶ。リボザイムは自己スプライシング機能を持っている。 分子 3.50
16 acquired character 獲得形質 生物が生得的に(遺伝的に)獲得した形質ではなく、後天的に環境との相互作用を通して獲得した形質のこと。過酷な負荷を与えることで肥大した筋肉や腱はその一例である。セントラルドグマによれば、獲得形質は遺伝しないはずであるし、獲得形質の遺伝という考えは現代進化学において明確に忌避されている。 基礎 3.44
226 Cartagena protocol カルタヘナ議定書 生物の多様性に関する条約のうち、現代のバイオテクノロジーにより改変された生物が生物の多様性の保全及び持続可能な利用に及ぼす可能性のある悪影響を防止するための措置を規定する議定書。2004年2月19日、日本において発効。 3.75
768 gene knockout 遺伝子ノックアウト(遺伝子破壊) 生物の特定あるいは不特定の遺伝子の機能を喪失させることで、遺伝子の機能を解析する手法。物理的破壊、化学的破壊、遺伝子破壊ベクターを利用した遺伝子工学的破壊がある。 分子 3.44
20 adaptation 適応 生物学や生態学においては、ある環境に対して有利な形質をもっている状態を指す。 基礎 3.50
321 clone クローン 生物個体の一部から無性生殖により誕生した遺伝的に同一の個体。もともとは植物における挿木の意味であったが、動物においては受精卵クローンや体細胞クローンがつくられている。 4.33
839 genomic library ゲノムライブラリー 生物種のゲノム(領域)を取り扱い可能な長さのDNA断片として、遺伝子組み換えベクターに組み込んだ複数のクローンからなるライブラリー。個別のクローンは、塩基配列解読に利用されるほか、塩基配列情報や包含する遺伝子情報は、各種の分子生物学実験や遺伝子改変生物作製などに応用できる。 ゲノム 3.89
843 genotype 遺伝子型 生物体(個体あるいは組織・細胞)について、特定の座に注目した(あるいはゲノム全体の総和としての)遺伝的な特性。一般に座におけるアレルの組で示される。 主要語、最重要 基礎 genetic background 1頁使い詳しく説明(主要語) 遺伝子型 4.60
800 genetic background 遺伝的背景 生物体の遺伝的特性の総和。 主要語、重要 基礎 genotype 1頁使い詳しく説明(主要語) 遺伝子型 3.89
2146 trait 形質 生物体の形態や機能上の特徴や性質。あるいは遺伝的要因により支配される特定の特徴や性質(のタイプ)。 主要語、重要 基礎 character 1頁使い詳しく説明(主要語) 遺伝子型 3.67
88 androgenesis 雄核発生 精子由来ゲノムのみによる胚形成。受精後に何らかの原因により卵由来ゲノムが脱落する事により起こる。 基礎 3.22
434 cytogenetics 細胞遺伝学 染色体がDNA,遺伝子の担荷体であることを前提に,染色体の構造,機能,行動を研究することで,様々な遺伝現象(遺伝のしくみ,多様性)を研究する学問領域。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 遺伝学 3.11
1950 short arm 短腕 染色体のセントロメアを境にして短いほうの染色体領域をいう。核型記載時の記号としてpが用いられる。 細胞 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体の部分構造 2.33
2438 long arm 長腕 染色体のセントロメアを境にして長い方の染色体領域をいう。核型記載時の記号としてqが用いられる。 細胞 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体の部分構造 4.00
1126 kinetochore 動原体 染色体のセントロメア領域にある特定構造。細胞分裂期の染色体には、特殊なタンパク質から成る3層構造が電子顕微鏡で観察され、その最外層に紡錘糸が付着する。 主要語、重要 細胞 centromere 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体の部分構造 4.00
254 centimorgan センチモルガン【単位】 染色体の遺伝[的]距離の単位。100個体の子孫のうち1個体に組み替えが起こる距離。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 連鎖 4.00
289 chromosome banding 染色体分染 染色体の縦軸方向に沿って人為的に横縞模様を検出させること。個々の染色体の分染パターンは特有なので,これを基にして各染色体を正確に同定,分類することができ,構造異常も詳しく解析することができる。Q染色法,G染色法,R染色法,C染色法などがある。 細胞 2.78
287 chromosome aberration 染色体異常 染色体の数および構造上の変化をいう.遺伝子[突然]変異に対して染色体[突然]変異ともいう。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体異常 3.67
2695 satellite 付随体 染色体の端部に細い繊維構造で連結した小さなドット上の染色小体。連結部分は二次狭窄部位で,多くの場合核小体形成部位でもある。 細胞 0.00
1719 rearrangement 再配列 (註:再編成のほうが適切と思われる) 染色体やゲノムにおいて、遺伝子や特定なDNA配列の並びの順番などが変化したり、変化した状態のことをいう。特に、(1)生殖細胞のゲノムに起こる突然変異のひとつとしての再構成。(gene arrangementを参照のこと)、(2)B細胞やT細胞などの免疫担当細胞のゲノムにおいて、免疫グロブリン遺伝子やT細胞受容体遺伝子のV領域とC領域が直結したりする際に起こるDNA配列の欠失と再連結のこと、(3)インフルエンザウイルスのある系統の8本のRNAゲノムにおいて、そのいくつかが他の系統の相同なゲノムと入れ替わること。 基礎 3.60
2098 synteny シンテニー 染色体やゲノムにおいて、複数の遺伝子やマーカーの並びの順番が、異なる種間で一致している現象や状態のことをいう。 ゲノム 3.75
620 euploidy 正倍数性 染色体基本数の整数倍の染色体セットが存在する状態。そのような細胞または個体を正倍数体という。三倍体も四倍体も正倍数体である。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 倍数体 3.00
1733 reciprocal translocation 相互転座 染色体構造異常のひとつ。2つの非相同染色体が切断され,その切断片が互いに交換して再結合した状態。 基礎 詳しい説明の関連語 染色体異常 3.25
2548 insertion 挿入 染色体構造異常のひとつ。ある染色体の切断点に別の染色体の断片が入り込んで再結合した状態。 基礎 2.00
2171 translocation 転座 染色体構造異常のひとつ。染色体の一部が他の染色体上に位置を換えることをいう。染色体の断片が染色体の正常な末端に付着することはふつうないので,転座は多くの場合,2つの染色体の断片が互いに交換した相互転座の形をとる。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体異常 3.80
1816 ring chromosome 環状染色体 染色体構造異常のひとつ。染色体腕の両端で切断がおきてその切断端同士が再結合した状態。リング染色体ともいう。 細胞 2.33
463 deletion 欠失 染色体構造異常のひとつ。染色体腕内の2箇所で切断が起き、断片が失われて再結合した状態。 基礎 3.80
1862 secondary constriction 二次狭さく 染色体上のセントロメア以外の場所で,染色性が弱く小さなくびれ(狭窄)のように見える箇所,セントロメアのくびれ(狭窄)を一次に見立てた呼称。ヘテロクロマチン領域や核小体形成部位(NOR)であることが多い。 細胞 3.00
1185 locus 【pl.】 loci 座[位] 染色体上の位置、あるいは点。 主要語、最重要 基礎 genotype 1頁使い詳しく説明(主要語) 4.56
293 chromosome map 染色体地図 染色体上の各遺伝子の座位を示した地図で、遺伝地図と細胞学的地図を合わせていう。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体地図 3.67
1829 Robertsonian translocation ロバートソン[型]転座 染色体短腕にリボソームRNA遺伝子クラスターを持つアクロセントリック染色体(ヒトの細胞では第13, 14, 15, 21, 22染色体)間での転座。二本の染色体が融合するため染色体数が一本減少する。 細胞 詳しい説明の関連語 染色体異常 4.00
730 G-band Gバンド 染色体標本をギムザ染色した際に濃染される染色体領域。 細胞 染色体地図 3.44
2691 R-staining method R染色(分染)法 染色体分染法のひとつ。QバンドあるいはGバンドのパターンにおける濃淡がちょうど逆転したバンドパターンが検出される方法。Rはreversed (‘逆転した’の意)の頭文字。Rバンドパターンは染色体上のDNA後期複製パターンとほぼ一致する。 基礎 5.00
2494 Q-staining method Q染色(分染)法 染色体分染法のひとつ。染色体標本を蛍光色素キナクリンマスタード(quinacrine mustard)で染色し,蛍光顕微鏡で観察すると染色体の縦軸方向に蛍光の強弱に伴うバンド模様が観察される。このバンドをQバンドという。Qは色素の頭文字。 基礎 5.00
732 G-staining method G染色法 染色体分染法のひとつ。染色体標本を前処理してギムザ液で染色する方法。検出されるバンドをGバンドという。Gはギムザ液の頭文字。Gバンドの濃淡パターンは,Qバンドの蛍光強弱によるバンドパターンと基本的には一致する。 細胞 3.00
260 centromeric DNA セントロメアDNA 染色体分配の際に、紡錘体微小管が結合する染色体の特殊領域を動原体と呼ぶが、動原体が形成されるゲノム領域を構成するDNAのこと。 主要語、重要 基礎 3.89
2118 telomere テロメア 染色体両腕の末端部をいい、染色体の形態を保持するために必須な領域。適正なDNA複製に必要な特殊な反復配列がある。例えば哺乳類では(TTAGGG)n。 主要語、重要 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体の部分構造 4.00
840 genomic in situ hybridization ゲノム原位置ハイブリッド形成法 全ゲノムDNAをプローブとして用いて行うin situ hybridization。 細胞 詳しい説明の関連語 ハイブリダイゼーション 3.50
507 disomy ダイソミー 相同染色体が1対(2本)存在する状態。正常な二倍性細胞では、異型の性染色体以外の染色体はすべてダイソミーである。 主要語、重要 細胞 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体異常 3.00
2367 crossing-over 交差(乗換え) 相同染色体の間で、非姉妹染色分体の一部分が相互交換される現象 主要語、重要 細胞 recombination 1頁使い詳しく説明(主要語) 組換え 1.00
1230 map distance 地図距離 相同染色体間の交差の頻度に基づいて求められた、座位間の距離。1%の頻度で交差が生じる距離を1センチモーガン(cM)と表す。 基礎 詳しい説明の関連語 染色体地図 3.60
1748 regulatory gene 調節遺伝子 他の遺伝子の発現(場合によっては遺伝子産物の量や機能)を制御する遺伝子。 基礎 4.43
2237 virus ウイルス 他の生物の細胞(宿主)を利用して、自己を複製する微小な構造体。タンパク質の殻とその内部の核酸からなる。細胞を持たないため分類上は非生物とされるが、遺伝子をもち自己複製するところは生物的である。 3.75
108 apoptosis アポトーシス 多細胞生物における、積極的かつ制御された方法でもたらされる細胞の死。形態形成や恒常性の維持などの過程において、不必要な細胞を除くのに重要な役割を果たす。 分子 3.75
1666 puff パフ 唾腺染色体の特定の領域にみられる膨らみ。この領域では、盛んにDNAやRNAが合成されている。その位置は発生時期によって異なり、可逆的な現象である。 基礎 3.75
197 BLAST 【略】 BLAST 対象とする塩基配列やアミノ酸配列を照会配列として、注目するデータベースに対して類似性をもつものを網羅的に探し出すコンピュータプログラムのひとつ。計算時間の短縮を図って、事前に短い配列をインデックス化して登録して計算を高速してある。ただし、長い配列の類似性の検出には向かない傾向にある。 ゲノム 4.11
660 FASTA FASTA 対象とする塩基配列やアミノ酸配列を照会配列として、注目するデータベースに対して類似性をもつものを網羅的に探し出すコンピュータプログラムのひとつ。比較的に長い配列の類似性を探し出すのに適するが、計算時間がかかることが多かったりする。なお、歴史的には早くから用いられたプログラムであることから、その入力のデータフォーマットは非常によく使われており、「FASTAフォーマット」と呼ばれて、このプログラム以外にもよく使われている。 ゲノム 3.50
213 broad-sense heritability 広義の遺伝率 対象とする形質における遺伝的要因の関与する度合いを示す尺度であり、集団中の個体間の違いが遺伝子型による度合いを表す。問題とする形質の集団内における測定値の全分散における遺伝子型の違いに基づく分散の割合として計算する。 主要語、重要 応用 1頁使い詳しく説明(主要語) 浸透度 2.83
1137 λ phage ラムダファージ 大腸菌に感染するDNAファージ。感染後染色体に挿入されるが、条件により染色体から切り出され増殖する。 細菌 3.75
542 dominant 【形】 顕性 単一遺伝子に依存する遺伝形質で,アレルの組み合せ(遺伝型)がヘテロ接合のとき,ホモ接合のときと同様に現れる形質を,他のアレルに対して顕性であるという。従来の優性に代わる用語。 主要語、最重要 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 顕性/潜性 2.80
1722 recessive 【形】 潜性 単一遺伝子に依存する遺伝形質で,アレルの組み合せ(遺伝型)がヘテロ接合のとき現れず,ホモ接合のときにだけ現れる形質を,他の形質に対して潜性であるという。従来の劣性に代わる用語。 主要語、最重要 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 顕性/潜性 4.00
696 fluorescence in situ hybridization 蛍光原位置ハイブリッド形成法 直接的または間接的に蛍光色素で標識したプローブを用いて細胞内のDNAもしくはRNAを検出する実験手法。 細胞 詳しい説明の関連語 ハイブリダイゼーション 2.50
1605 position effect 位置効果 転座などにより引き起こされる、同一の遺伝子でありながら存在する染色体上の位置により遺伝子発現量に差がみられる現象。 基礎 3.50
1278 metacentric chromosome 中部動原体染色体 動原体(セントロメア)の位置が長軸の中央部にある染色体。短腕と長腕のサイズがほぼ同じ。 細胞 詳しい説明の関連語 染色体の部分構造 2.43
2062 submetacentric 【形】 次中部動原体 動原体(セントロメア)の位置が長軸の中央部よりややずれている染色体。短腕と長腕の識別が容易。 細胞 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体の部分構造 2.60
189 bioresource 生物遺伝資源 動植物個体、細胞株、遺伝子材料、微生物材料などの実験材料を含む生物資源。 基礎 3.50
1298 microtubule organizing center 微小管重合中心 動物細胞における細胞小器官のひとつであり、中心体のこと。ごく短い(0.4マイクロメータ)微小管9対から構成され、全体としては直角対向したL字型のふたつの円柱状に配置されている。 基礎 3.50
261 centrosome 中心体 動物細胞や一部の植物(コケ、シダ、ソテツなど)細胞にみられる細胞小器官。核周辺にあり、細胞分裂期に備えて複製された2個は、前中期以降は細胞の対極に位置し、紡錘体の紡錘糸形成を調節する。 主要語、最重要 基礎 4.25
1096 inversion 逆位 同じ染色体腕の2箇所で切断が起き、断片が逆転して再結合した状態。染色体構造異常のひとつ。2つの切断点が同じ腕にあるとき,腕内逆位または偏動原体逆位paracentric inversionといい,切断点がそれそれ別の腕にあるとき,腕間逆位または挟動原体逆位pericentric inversionという。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 染色体異常 4.00
1571 pleiotropism 多面発現 同一遺伝子の変異が、一見無関係な表現型効果を示すこと。 基礎 3.50
1589 polymorphism 多型 同一集団内において、生物学的に均質(あるいは同一)であることが期待されるような形質に、多様性が見られる現象。多型が世代を超えて維持されるような場合、なんらかの生物学的理由があるという含意があるが、この種の考えは量的な観点から注意深く検討する必要がある。表現型多型と遺伝型多型のふたつの概念を含み、後者は特に遺伝的多型と呼ばれる。 集団 4.25
1784 restriction enzyme 制限酵素 特定の塩基配列を認識してDNAを切断する酵素。切断されたDNA末端の構造には2種類あり、それぞれ平滑末端と粘着末端と呼ばれる。遺伝子組み換え実験、制限地図の作成、RFLP解析に用いられる。 分子 3.50
42 allele アレル 特定の座位における、ゲノムセグメント(特定の塩基や遺伝子を含む)の種内異型 主要語、最重要 基礎 locus 1頁使い詳しく説明(主要語) アレル 4.60
1417 nonsence mutation ナンセンス[突然]変異 突然変異のうち、正常なアミノ酸コドンが終始コドンに置き換わるもの。この点でポリペプチドの伸長が止まり、短いポリペプチド鎖が合成される。 分子 3.11
2133 tetrad analysis 四分子分析 二倍体細胞から形成される4つの胞子を顕微鏡下で分離し,それぞれの表現型を解析することで遺伝解析をおこなう技術。 菌類 3.50
879 haploid 単数体 二倍体生物の2組の染色体セットのうちの1組のみをもつ細胞あるいは個体。 主要語、最重要 基礎 monoploid 1頁使い詳しく説明(主要語) 倍数体 4.11
851 germ line 生殖細胞系[列] 配偶子をつくりだす一連の細胞の系譜。体細胞とは独立しており、遺伝情報を次世代に受け渡す。 基礎 3.60
171 basic number 基本数【染色体の】 倍数体シリーズの中で染色体数のもっとも少ない単数性の染色体数。xで示す。 基礎 1頁使い詳しく説明(主要語) 倍数体 3.00
553 double fertilization 重複受精 被子植物に特有の受精様式。花粉を構成する2つの精細胞の一方が、胚嚢を構成する1つの卵細胞と融合して核相が2nの受精卵を形成し、もう一方が2つの極核をもつ中央細胞と融合して核相が3nの胚乳を形成する現象。-- Main.KenichiNonomura - 2011-12-27 植物 3.57
1576 pollen 花粉 被子植物の雄性配偶体。3つの細胞で構成され、栄養細胞の細胞質に、重複受精を行う2つの精細胞が含まれる特殊な構造をもつ。-- Main.KenichiNonomura - 2011-12-27 植物 3.00
383 consomic strain コンソミック系統 表現型における特定の染色体の効果を見るために、ある系統の一対の染色体が別の系統の染色体と置換された系統。 Inbred strain 詳しい説明の関連語 種、系統、株 3.40
2816 genetic heterogeneity 遺伝[的]異質性 表現型は類似するが、遺伝的背景が異なる場合をさす。 主要語、重要 詳しい説明の関連語 遺伝学 0.00
2222 variant (1)変動体(2)多様体 表現型または遺伝子型において、集団内で高い頻度で見られるものよりも低い頻度で見出される個体あるいは遺伝子。 基礎 3.50
291 chromosome disjunction 染色体分離 複製された染色体は、M期が終わるまでは、束ねられているが、分裂後期には、1本ずつ娘細胞へと分配される。この際、染色体が分離することを染色体分離と呼ぶ。 基礎 3.60
1287 methylation メチル化 物質にメチル基を付加するという意味の化学用語。DNAやヒストンのメチル化/脱メチル化により遺伝子発現の制御が行われることが知られている。 分子 詳しい説明の関連語 ゲノムインプリンティング 3.62
1545 Philadelphia chromosome フィラデルフィア染色体 慢性骨髄性白血病(CML)症例の9割にみられる特異的な染色体異常。9番染色体長腕と22番染色体長腕との間の相互転座の結果,長腕が短くなった22番染色体をいう。Ph染色体とも略し,この特異的な転座をPh転座ともいう。 人類 2.33
97 antibody 抗体 免疫反応において、抗原の刺激により生体内に作られ抗原と得意的に結合するタンパク質の総称 基礎 3.67
1221 major histocompatibility complex 主要組織適合性複合体 免疫反応に重要な様々な糖タンパクを作るための遺伝子が複数集まっているゲノム領域。個体間で非常に多様性を持つことから、様々な抗原に対して対応することができる。 動物 3.50
99 antigen 抗原 免疫反応を誘起し得る物質の総称。タンパク質や多糖、それらの複合体、脂質との複合体など 基礎 3.67
38 agouti アグーチ 毛の1本が、黒:黄色:黒の縞模様となる毛色(マウスの場合) 動物 3.00
2106 t-allele t−アレル 野生のマウス集団の中に存在する様々な変異が蓄積した17番染色体上の領域。染色体上の一部で逆位が生じたため、組み換えが起こらず変異が蓄積したと考えられる。 動物 詳しい説明の関連語 染色体異常 2.50
1226 male sterility (1)雄性不妊 (2)雄性不ねん(稔) 有性生殖世代において、雄性の胞子あるいは配偶子が欠損する現象。F1雑種個体を効率よく作出するために利用される 基礎 3.22
907 heterogamete 異型配偶子 卵子と精子のように、雌雄によって形態の異なる配偶子。 主要語、重要 基礎 isogamete 3.29
830 genetic variance 遺伝分散 量的形質の解析において、血縁個体間の相関などから、形質値の分散を遺伝性によるものと環境によるものに分けることが一般的である。前者を遺伝分散と呼ぶ。 応用 4.00
2142 thymine dimer チミン二量体 隣接するチミン塩基が共有結合により連結したもの。紫外線によって生じ, 細胞には毒性である。 分子 3.44
1677 pyrimidine dimer ピリミジン二量体 隣接するピリミジン塩基が共有結合により連結したもの。紫外線によって生じ, 細胞には毒性である。 分子 チミンニ量体 3.40
817 genetic marker 遺伝[的]マーカー(遺伝標識) 連鎖解析等において、ゲノムの子孫への分配、あるいは親や祖先からの由来を検出できるようにするために用いられる、ゲノムの特定の部分。 基礎 3.67
2257 X-chromatin X染色質 哺乳類のメスの体細胞核内に見られる凝集した不活性X染色体。 基礎 3.11